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菅原広弥 '99.11.07
われわれ「火盗改メ」は過ぐる10月9日(日)に、サムライスピリッツオンリーイベント「大江戸侍草子」に委託で参加しました。尤も、当日はおがさわら君、富 田君と私の三人でお伺いして、似非スタッフとして委託ブースの売り子をしてい ました(苦笑)。却って邪魔にならなかったかと心配していますが…。
もともと、イベントの主催者である阪本鹿乃子さんは本ページ管理人のおがさわら君の友人であり、また侍魂増補版「修羅の道なり」のイラストを描いていただいたこともあって、そのご縁から参加のお誘いを受けたわけです。委託という形をとったのは、やはりコミック・イラストがほとんどを占めるあの中では、ゲーム(電源不要)サークルの我々が特殊である(苦笑)からです。出品したのは『秘伝の声・第三版』と『修羅の道なり』で、後者は特別に200円で販売しました。売上は一冊づつにとどまったのですが、実際に手にして中身を見て行かれるお客さんも意外に多く、少しは手応えが感じられたかな、と思ってます。
当日のイベントは、直接91スペースと委託17サークルの同人誌即売会をメインに、 武器持ち込み可(笑)のコスプレ、侍魂シリーズ全六作のフリープレイなどもあり、 実に大きな盛り上がりを見せていました。「火盗改メ」としては、これまでコミ ケ以外に参加したことがなく、小規模なオンリーイベントというものがどんな感 じなのか全く想像がつかなかったのですが、あれほどに盛況するとは思いません でした。「大江戸侍草子」の公式ホームページによれば、サークル+一般で376 人(スタッフは除く)の参加者があったそうです。
ただ、会場が少し狭すぎたのが残念でした。もともとは80サークル前後を予定し ていたのが、落選をなくすために急遽拡大したということで、通路などが窮屈に 感じてしまいました。また、ゲームコーナーも設営に手間取ったり、整理がうま く行えなかったなどの問題があったようです。
しかし、そういった問題点は次回(あるんですよね? ^^)には改善されること でしょう。むしろ初めての主催でこれだけのイベントを成功させたのですから大 したものです。阪本さんはお仕事のほうもかなり忙しいと聞いているので すが、あのバイタリティーはどこから出てくるのか、我々も見習いたいものです。 しかし、ゲーム(電源不要)系にもこういうイベント(および、それを仕切れる人) がいないもんですかね? まぁ、私の場合、コンベンションはもちろん、ほかの サークルへのプレイ参加もないので、知らないだけかもしれませんが。
さて、「火盗改メ」では『修羅の道なり』の改訂版を、来年夏を目標に製作する ことが決まりました。現作が第三版対応ではないことと、今夏発売の『明治剣客 浪漫譚』によってド派手でドラマティックな展開の再現ルールが完成されたこと がその理由です。詳細は追い追い発表することになるでしょうが、現在決定して いる主なコンセプトは以下のとおりです。
- 完全独立型の増補版
- 秘伝の声』とのシステム的な互換性を保ちつつ、『修羅の道なり』一冊でプ レイ可能な独立型増補版を目指します。
- 戦闘システムは『明治剣客』準拠
- 明治剣客浪漫譚』の戦闘システムを採用。座布団ポイントシステムによるド ラマティックな展開を楽しめます。
- アーキタイプ制の採用
- 『侍魂は好きだけどRPGは初めて』という方にもすぐ遊べるように、アーキタ イプ(雛型)制を採用します。 もちろん、思い通りのキャラクターを作ることができるフルスクラッチルールもオプションで用意。
当然ですが、これまで通りイラスト付きキャラクターデータ集もつく予定です。『修羅 の道なり・改訂版』に御期待ください。