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小笠原徳彦 '97.08.22
8月15日、もう1週間前になりますが、コミケにサークル参加してきました。いつもながら、新刊を楽しみにしていただいている方も多くいらっしゃって、ありがたい限りでございます。
でま、今回の新刊としては、いよいよ出た「第3版」と、初の原作もの増補版「修羅の道なり」なわけで。今回は、第3版の表紙は手書き (ちなみにおんなじ文字をスキャンして、本頁のタイトルにも使ってます。ありがとうございます>大林靖代様)、「修羅の道なり」はイラスト表紙ってことで、ウチにしちゃあちょっと凝った表紙でした。
つうわけなんですが、第3版は36部とそこそこだったものの、「修羅の道なり」は我々の予想以上に数が出なかったです。ううむ (--;)
でも、第3版はもちろん、「修羅の道なり」も、本の出来はすごく満足してます。
私個人としては、「秘伝の声」は本格時代劇を強く指向しているものの、その殻に閉じこもって自ら可能性を絶っちゃあいけないなぁ、と考えてまして。今回の増補版のできが非常によいということで、ひとまず満足していいかな、なんて。少なくとも、手にしていただいた方にはご満足いただけたんじゃないかなぁ、と思いますです、ハイ。
私としては、採算・売り上げは度外視しても、こういう、いわゆる「本格時代劇」以外の本を出していくのは絶対に必要だと考えてます。皆さんも「火盗改メとちくるったか」などと思わず、温かい目で見守ってやってくださいな、と (^^;)
右隣の「お江戸くらぶ」さんでは我々の仇敵 (^^;) 「大活劇」のシナリオを、そして左隣の「からくりや」さんでは、超大作「大江戸N◎VA」「新星帝都」を扱ってまして、どちらもなかなかの力作でありました。特に「からくりや」さんの2作品はとにかく立派で、こりゃウチが地味に見えるのもしょうがないかな (笑)
あとは、今回も RuneQuest の同人パワーはなかなかのものがありました。プレイヤー数対同人誌比率ではナンバーワンではないかしらん (笑) みんなRQ好きなんだなぁ。どうでもいいけど「奉仕の会」さんの新刊買い逃したのが痛恨であることよ (涙)
# だって Paranoia の本が売り切れるとは思わんもんさ (すみません)
ま、そんなわけで、いろいろと面白いコミケではありました。冬にはまたお目にかかれると嬉しいです。