本格時代劇RPG「秘伝の声」事件表
これは、「秘伝の声」のシナリオネタということで、「秘伝の声」の世界でよくある事件を挙げたものです。RuneQuestの同様の趣向が参考になっていることはいうを待ちません。
★一般的な事件
- 夫婦喧嘩が起こる。物が飛び交い、長屋中で野次馬が出る。
- 酔っ払って夜中に帰ってきた男が嬶に締め出され、戸を叩く音が響く。
- 長屋に住む浪人が、人足の格好をして朝早くに出ていく。
- どこかの家で坊やが夜泣きをする。あるいは風邪で熱を出す。
★珍しい事件
- 長屋に盗人が入る。入られた家は、金目のものが洗いざらい盗られる。
- 病人が死ぬ。通夜に葬式に大忙し。
- 大家が病気になり、寝込む。
- 火事が出る。
- 長屋の坊主の一人が、万引きで捕まる。
- 借金取りが取り立てに押し掛ける。
★極めて珍しい事件
- 義賊が来て、金を撒いていく。
- 一家心中が出る。
- 長屋にすんでいた敵持ちが本懐を遂げ、帰参がかなう。
- 町内の一人が富くじで当てる。長屋中に振る舞い酒をする。
- 女中奉公をしていた娘が、奉公先の嫁におさまる。両親も召し出され、大家にもご祝儀が出る。
- はやり病で、人がばたばた死ぬ。
★一般的な事件
- ところの親分が挨拶に( = 金をせびりに)来る。
- 手代の一人が所帯を持ちたいと言い出す。
- 新しい奉公人が来る。
- あるじが会合に出かける。
- 奉公人が病気になる。
★珍しい事件
- 店の勘定が合わなくなる。奉公人の一人が疑われる。
- 主人が病気で寝込む。
- 番頭が独立する。
- 手代と主人の娘がいい仲になる。
- 主人の茶屋通いが激しくなり、女を身請けすると言い出す。
- 近所の小僧が万引きをする。
★極めて珍しい事件
- 将軍家御用達を仰せ付かる。
- 盗賊に入られる。本格派の盗賊なら朝まで誰も気が付かず、奉公人の一人の姿が消えている。急ぎばたらきの盗賊なら、一家皆殺しにあう。
- 番頭の一人が集金を持ったまま出奔する。
- 出入りの大身旗本への娘の嫁入りが決まる。
- 跡取り息子が賭場に出入りし、多額の借金をこさえる。
- 女房の過去を知る男がゆすりに来る。
★一般的な事件
- 新しい弟子が入門を求めてくる。
- 弟子の一人が、稽古の厳しさに嫌気がさして出てこなくなる。
- 師匠が師範代に代わり、久しぶりに稽古をつける。
- 弟子の一人がこっぴどく面を打たれ、目を回す。
- 弟子たちが連れ立って、道場の帰りに酒を飲みに行く。
- 筆頭の弟子二人が試合をする。
★珍しい事件
- 師範代の旧友がたずねてきて、師匠と三人で酒を酌み交わす。
- ところの親分が、知恵を授かりにやってくる。
- 大名から声がかかり、剣術指南役として師匠が召し抱えられる。
- 武者修行に行っていた弟子が帰ってくる。
- 道場破りにあう。
- 道場に入った泥棒を捕まえる。
★極めて珍しい事件
- 師匠が敵討ちを手伝い、本懐を遂げさせる。瓦版で大評判。入門者が殺到する。
- 住み込みの弟子が女中と駆け落ちする。師匠の小文庫から金を抜き出す。
- 弟子の一人が密かに辻斬りをしていたことが発覚する。
- 師匠が真剣勝負を申し込まれる。
- 御前試合で門弟が優勝する。仕官の声がかかる。
- 師匠が急死。門弟の実力者の間で、道場の跡目争いが起きる。
★一般的な事件
- 出入りの行商人が病気で、代わりのものがくる。
- 下屋敷の中間頭が、下目付によってその席を追われる。
- 藩邸内の長屋の一軒で跡取りが元服する。
- 若い藩士たちの間で、商家の看板娘が評判になる。非番のたびに交代で見にいく。
- 参勤交代。藩主を迎えるまたは見送る。
★珍しい事件
- 藩主の慶事。振る舞い酒が出る。
- 藩お抱え力士が優勝する。
- 武芸好きの藩主の意向で、御前試合が藩邸で執り行われる。
- 藩邸の近辺で火事発生。大火の危険あり。藩士総動員で消火活動。
★極めて珍しい事件
- 藩が取り潰しになり、家臣が路頭に迷う。
- 国許で殺しがあり、脱藩者が出る。それを敵討ちで追う被害者の親族があり、協力するように藩邸に要請が来る。
- 将軍など幕府の重職の人物が藩邸に訪れる。上から下まで大騒ぎ。
- 藩主の隠し子を名乗る人物が藩邸に現れ、相続権を主張する。
- 世嗣なきまま若くして藩主が急死。末期養子の選定や、公儀への工作などで藩上層部は大童。
- 藩邸外で藩士の変死体/斬殺死体が発見される。
- 内々で公儀から治水/普請工事の打診を受ける。正式決定の前に覆そうと、躍起になって裏工作。
- 藩主が幕府の要職に就く。各藩からお祝いが殺到。
「秘伝の声」ミニ増補版へ 「秘伝の声」のページへ