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第五章 用語集
「殺しの掟」では、仕掛けに関する隠語を多く用いています。こ
れらは故・池波正太郎先生の造語であり、「仕掛人・藤枝梅安」シ
リーズからの引用です。また、一部このサプリメント用に作った言
葉もあります。これらの隠語群をまとめて解説します。プレイ中に
積極的に使って、雰囲気を盛り上げて下さい。
- 仕掛け
-
目的の人物だけを暗殺すること。誰にも悟られず、犯人もわから
ず、依頼人も知られないように、相手のみを確実に殺すことです。
ただし、仕掛けの場合「この世に生きていてはためにならぬ悪党」
を殺すのでなくては、仕掛けとは呼べません。仕掛けには莫大な報
酬が必要とされます。
- 仕掛人
-
仕掛けの直接の実行者のこと。起りから見た実行犯は仕掛人とは呼
ばれません。殺人依頼の仲介者である蔓から見た実行犯のことを仕
掛人と呼びます。
- とがり屋
-
仕掛人とは対極にある暗殺者のこと。確実な暗殺を行うのは仕掛人
と同じですが、とがり屋は相手を選ぶことなく、金のために殺しを
請け負います。とがり屋は、サプリメント「殺しの掟」のための造
語です。
- 流浪
-
どの顔役にも属さない、フリーランスのとがり屋のことです。単独
で殺しの仕事を行います。そのため、相当な実力が要求されます。
- 蔓
-
仕掛人に仕掛けを依頼する、あるいはとがり屋に殺しを依頼する者
のこと。大抵は暗黒街の顔役で、江戸時代においてのマフィアのような存在で
す。彼らの多くは盛り場を取り仕切る香具師の元締などです。蔓は
仕掛人やとがり屋に、
間接的に殺しを依頼する仲介役です。
- 起り
-
「なんとしても殺したい奴がいる」と、蔓に殺しの依頼を持ち込
む、仕掛けの本来の依頼人。仕掛人とは直接の面識はなく、土地の
顔役に「人知れず殺して欲しい」と依頼し、莫大な報酬を払うだけ
です。
- 刺す
-
とがり屋が殺しを行うことの隠語。語源は「尖ったもので刺す」こ
とから。
- まじない
-
仕掛けや殺しを行う上での準備のこと。目標の相手の身辺調査や行
動調査、仕掛けの道具の下準備のことなどを指します。
- 引き出し
-
仕掛けや殺しの具体的な方法。使用できる引き出しが多いほど、臨
機応変に仕掛けが行えるため、腕の良い仕掛人として認められま
す。とがり屋は引き出しを多く持つことをあまり好まず、より確実
な方法を持つことを重要視しています。