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「火盗改メ」特選! オススメ時代小説

「秘伝の声」は、本格時代劇 RPG を謳っております。この場合の「本格時代劇」というのは、多くの人が「時代小説」と言ったときに想像する、一種の様式美を持つ講談調時代劇ではなく、主に時代小説を原作とした骨太の時代劇を指します。

というより、もっと直接的に、「秘伝の声が目指しているのは時代小説の再現だ」と申し上げたほうが良いのかもしれません。

「時代小説」というのは、主に江戸時代を舞台にした小説を指します。もちろん、江戸時代以外でもいいのですが、大正から昭和にかけてを舞台にしたものは、あまり時代小説とは呼ばれませんね。やはり一般的に近世を描いたものが多いようです。

時代小説に似たジャンルに「歴史小説」というものがあります。実は、私はこの二つの違いを明確には知りません。ただ、歴史的事実にウェイトを置くか、物語にウェイトを置くかの違いで、きっとその違いは連続的なのだろうと理解しています。まぁ難しいことは抜きにして、面白いとおもうものを手に取ればいいんですが。

時代小説のなにが魅力的か? んなこたぁ知りません (笑)
でも一つだけいえることは、時代小説の書き手はストーリーテラーとして優れている、ということです。そしてまた、時代小説にはさまざまな小説の類型が存在します。推理小説、冒険小説、恋愛小説、求道小説など。その豊かな世界が我々火盗改メは大好きである、ということは胸はっていえます。

このページでは、「火盗改メ」メンバーお気に入りの時代小説家と、好きな小説をご紹介したいと思います。時代小説の魅力の片鱗でも伝えることができれば、私の幸せとするところです。

「秘伝の声」頁 管理人 おがさわらなるひこ (naruhiko@yha.att.ne.jp)


新着 (2000.5.5)

会津士魂 早乙女貢 作家の会津愛の発露
柳生十兵衛死す 山田風太郎 柳生十兵衛の死の謎に迫る

作品名あいうえお順一覧

あいうえお
会津士魂 早乙女貢 作家の会津愛の発露
「江戸八百八町物語」 柴田錬三郎 ストーリーテラーの味な逸品
鬼平犯科帳 池波正太郎 火盗改メが桧舞台に
かきくけこ
「帰ってきた木枯し紋次郎」シリーズ 笹沢左保 紋次郎は時に勝てるか
「隠し剣」シリーズ 藤沢周平 ストイックな剣の世界へ
競作 黒門町伝七捕物帳 縄田一男(編) 作家の才能のぶつかりあい  
「剣客商売」シリーズ 池波正太郎 江戸が舞台のダンディズム
「木枯し紋次郎」シリーズ 笹沢左保 あっしには関わりのねえことで
さしすせそ
真田十勇士 笹沢左保 「紋次郎」を生んだ作家の一大エンタテイメント
仕掛人・藤枝梅安 池波正太郎 闇に生きる  
「四十七人の刺客」 池宮彰一郎 諜略・忠臣蔵
「四十七人目の浪志」 池宮彰一郎 最後の忠臣蔵
戦鬼たちの海 白石一郎 海の信長、九鬼嘉隆の生涯
たちつてと
同心部屋御用帳 島田一男 同心の生活の息吹  
なにぬねの
日本剣豪譚 戸部新十郎 最強の剣豪は誰だ?  
人形佐七捕物帳 横溝正史 捕物帳は推理小説だ  
はひふへほ
半七捕物帳 岡本綺堂 捕物帳の草分け  
まみむめも
魔界転生 山田風太郎 侍魂をもつ人に  
桃太郎侍 山手樹一郎 「ひとーつ、人の世の」とはいわないけれど  
やゆよ
柳生十兵衛死す 山田風太郎 柳生十兵衛の死の謎に迫る
夢介千両みやげ 山手樹一郎 田舎者のスーパーマン  
陽気な殿様 五味康介 旅あり剣あり女あり  
用心棒日月抄 藤沢周平 会話の楽しさを満喫  
吉原御免状 隆慶一郎 吉原の実体とは?  

オススメ時代小説家についてはこちらをどうぞ


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