「秘伝の声」は、本格時代劇 RPG を謳っております。この場合の「本格時代劇」というのは、多くの人が「時代小説」と言ったときに想像する、一種の様式美を持つ講談調時代劇ではなく、主に時代小説を原作とした骨太の時代劇を指します。
というより、もっと直接的に、「秘伝の声が目指しているのは時代小説の再現だ」と申し上げたほうが良いのかもしれません。
「時代小説」というのは、主に江戸時代を舞台にした小説を指します。もちろん、江戸時代以外でもいいのですが、大正から昭和にかけてを舞台にしたものは、あまり時代小説とは呼ばれませんね。やはり一般的に近世を描いたものが多いようです。
時代小説に似たジャンルに「歴史小説」というものがあります。実は、私はこの二つの違いを明確には知りません。ただ、歴史的事実にウェイトを置くか、物語にウェイトを置くかの違いで、きっとその違いは連続的なのだろうと理解しています。まぁ難しいことは抜きにして、面白いとおもうものを手に取ればいいんですが。
時代小説のなにが魅力的か? んなこたぁ知りません (笑)
でも一つだけいえることは、時代小説の書き手はストーリーテラーとして優れている、ということです。そしてまた、時代小説にはさまざまな小説の類型が存在します。推理小説、冒険小説、恋愛小説、求道小説など。その豊かな世界が我々火盗改メは大好きである、ということは胸はっていえます。このページでは、「火盗改メ」メンバーお気に入りの時代小説家と、好きな小説をご紹介したいと思います。時代小説の魅力の片鱗でも伝えることができれば、私の幸せとするところです。
「秘伝の声」頁 管理人 おがさわらなるひこ (naruhiko@yha.att.ne.jp)
会津士魂 | 早乙女貢 | 作家の会津愛の発露 |
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柳生十兵衛死す | 山田風太郎 | 柳生十兵衛の死の謎に迫る |
あいうえお | ||
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会津士魂 | 早乙女貢 | 作家の会津愛の発露 |
「江戸八百八町物語」 | 柴田錬三郎 | ストーリーテラーの味な逸品 |
鬼平犯科帳 | 池波正太郎 | 火盗改メが桧舞台に |
かきくけこ | ||
「帰ってきた木枯し紋次郎」シリーズ | 笹沢左保 | 紋次郎は時に勝てるか |
「隠し剣」シリーズ | 藤沢周平 | ストイックな剣の世界へ |
競作 黒門町伝七捕物帳 | 縄田一男(編) | 作家の才能のぶつかりあい |
「剣客商売」シリーズ | 池波正太郎 | 江戸が舞台のダンディズム |
「木枯し紋次郎」シリーズ | 笹沢左保 | あっしには関わりのねえことで |
さしすせそ | ||
真田十勇士 | 笹沢左保 | 「紋次郎」を生んだ作家の一大エンタテイメント |
仕掛人・藤枝梅安 | 池波正太郎 | 闇に生きる |
「四十七人の刺客」 | 池宮彰一郎 | 諜略・忠臣蔵 |
「四十七人目の浪志」 | 池宮彰一郎 | 最後の忠臣蔵 |
戦鬼たちの海 | 白石一郎 | 海の信長、九鬼嘉隆の生涯 |
たちつてと | ||
同心部屋御用帳 | 島田一男 | 同心の生活の息吹 |
なにぬねの | ||
日本剣豪譚 | 戸部新十郎 | 最強の剣豪は誰だ? |
人形佐七捕物帳 | 横溝正史 | 捕物帳は推理小説だ |
はひふへほ | ||
半七捕物帳 | 岡本綺堂 | 捕物帳の草分け |
まみむめも | ||
魔界転生 | 山田風太郎 | 侍魂をもつ人に |
桃太郎侍 | 山手樹一郎 | 「ひとーつ、人の世の」とはいわないけれど |
やゆよ | ||
柳生十兵衛死す | 山田風太郎 | 柳生十兵衛の死の謎に迫る |
夢介千両みやげ | 山手樹一郎 | 田舎者のスーパーマン |
陽気な殿様 | 五味康介 | 旅あり剣あり女あり |
用心棒日月抄 | 藤沢周平 | 会話の楽しさを満喫 |
吉原御免状 | 隆慶一郎 | 吉原の実体とは? |