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付録甲 「秘伝の声」をより楽しむために
--- 時代小説へのいざない ---


ファンタジーRPGの楽しみを増すには、ファンタジー小説を読むべし。 これは常識です(おいおい、ほんとかよ)。 したがって、時代劇RPG「秘伝の声」を本当に楽しみたいなら、 時代小説を読むべきです。

だってそうでしょう、RPGの醍醐味は何といっても「感情移入」、 そのためには、自分の演じるキャラクターの住む世界に対する 深いバックグラウンドを持っていなければなりませんもの。 時代小説を読めば、決めの台詞もどんどん出てくるし、座布団どっさり、 もー最高に盛り上がったプレイが楽しめること請け合いです。

それに時代小説家は、誰をとっても小説巧者揃い。 話のおもしろさもさることながら、 文章力の確かさは定評のある人ばかりです。 自分の文章に磨きをかけたいと思っている方、 時代小説を読まれてみてはいかがでしょう。

ま、堅苦しい話は抜きでも、時代小説は面白い。 だまされたと思って、一度読んでみてください。

ということで、本章は本WWWページの姉妹ページ「おがさわらなるひこのお気に入り時代小説のページ」へのリンクとなっています。

甲ノ一 ちゃんばら・チャンバラ・ちゃんばら

時代劇のなかで、一番カッコイイ(?)のが剣術使いではないでしょうか。 彼らの勝負に賭けるストイックな姿勢といい、剣の腕の冴えといい、いいですよね〜。

このジャンルのオススメは次の通り。

甲ノ二 なんたって捕物

捕物は、時代劇の永遠のテーマです。 テレビ時代劇で、捕物をテーマにしたものの何と多いことか。 そこで、捕物を題にとった小説を、いくつか取り上げてみましょう。

甲ノ三 明るく生きようじゃないの

明朗闊達。いい言葉であります。 主人公はカラっと明るく、気前がよくて腕も立つ。 いい男だが女にはきれい。そういうのって、いいですよね。

そんな、時代劇の典型的パターンを踏襲している作品を挙げてみましょう。

甲ノ四 虚構の世界に遊びたい!

「剣客もいいし、捕物もいいけど、俺はもっと大きい話が好きなんだ〜!」って人もいるかも。そうですね、ファンタジーの小説っていうのは、たいてい「世界を悪の手から守ろう!」みたいな大風呂敷だもんね。時代劇だって、やっていけないことはない。

ということで作家の奔放な想像力を生かしきったスケールの大きな作品を挙げてみましょう。

甲ノ五 そのほかいろいろ

では、そのほか紹介しきれなかったもので、 特におすすめを挙げていきます。

甲ノ六 ではでは。

ということで、私が百万遍の繰り言を申すより、 とにかく、何か一冊読んでみるのがいいのではないでしょうか。 その「最初の一冊」を選ぶのに、この文章が参考になれば幸いです。

で、毎度のオススメですが、 時代小説の「最初の一冊」として、 縄田一男(編)「時代小説の楽しみ」(新潮文庫)ほどふさわしいものはないでしょう。 文庫で入手も容易ですし、ジャンル別に選ばれているので読みやすい。 それでいて、オイシイところはしっかりと押さえてある名アンソロジーです。 興味があるジャンルのどれか1冊でも、読んでみることをお薦めします。


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