前の章へ 次の章へ 目次へ


デザイナーズ・ノート


本格時代劇RPG「秘伝の声」on WWWをご覧いただいているみなさん、こんにちは。

今回が「はじめまして」という方もいらっしゃるかもしれません。

我々火盗改メが、総力を結集して製作した「秘伝の声」第三版はいかがだったでしょうか。

今回は、システム面で大きな変更をしました。 それは、よりプレイしやすく、わかりやすくするのと同時に、 より時代劇らしいプレイに近づけることができるシステムを目指した結果です。 私自身は、商業RPGにも負けない、時代劇RPGとして理想の形に近づいたシステムと、自負しています。

今回の第三版製作に当たっては、 火盗改メのメンバー全員の意見が大きく反映されたものになりました。 私たちも、メンバーが全員社会人ということで、とても忙しく、 お互いの意見を交わす時間を捻出するのに苦労していました。 そこで大きな役割を果たしたのがインターネットのメーリングリストです。 全員が電子メールをかわすことのできる環境にあれば、これほど便利なものもありません。 インターネットがなければ、この第三版は完成し得なかったでしょう。

残念な部分としては、職業の記述部分や、江戸の生活に関する記述にあまり手を加えられなかったことです。 本来はもっと詳しい記述があってしかるべきなのですが、今回は断念しました。 このサポートは、サプリメントで何とかしたいと考えています。

とりあえず、「秘伝の声」の基本ルールはしばらくこのままで行くことになるでしょう。 サプリメントは、過去のものを第三版に準拠した形で再販するのと同時に、さらに新しい展開を予定しています。 「秘伝の声」の世界はまだまだ広がります。どうぞご期待ください。

最後に、テストプレイに参加してくれた原田さん、 我が妖しい友人の米蔵君、「不確定名わーうるふ」のメンバー、 祝・ご結婚の岩倉遼子先生に、心からの感謝を。 また、題字を書いていただいた大林靖代様、あまりのすばらしさに、 スタッフ一同声もありませんでした。本当にありがとうございました。

火盗改メのメンバーは本当によくがんばってくれました。彼らの努力に、改めて敬意を表します。

そして、この本を手にした、すべてのRPGプレイヤー、時代劇ファンに感謝を込めて、この本を捧げます。

それではまた、次回作でお会いしましょう。
火盗改メ代表(いちおう)
兼国産RPG買い漁り担当
兼ファイナルフュージョン承認担当

富田浩之



前の章へ 次の章へ 目次へ inserted by FC2 system