おがさわらなるひこのコンピュータお気楽話

ここではコンピュータに関するお気楽な話をぽろぽろと書こうと思います。


私の歴代の愛機たち

PC-1260とPC-1247

高校時代に始めて自分のものとして使ったポケコンです。前者は友人の借り物だったけど。ポケコンとしてはシャープとカシオ (PB-100ですな) がありますが、私は断然シャープ派。

PC-1260は非常にいい機械で、ベストセラー機PC-1245とほぼコンパチ (VRAMのエリアが違うけど)で液晶が20文字×2行、かな。PC-1245のプログラムがちょっと改造すると動いたのでよく遊びました。アセンブラもちょっとやったけど、足を踏み入れた矢先に液晶を割っちゃって挫折。

PC-1247は型番こそPC-1245と似てましたが、VRAM直書きができなかったんだかなんだったか、致命的な欠点(おおげさな ^^;)があったのであまり熱心には触りませんでした。簡単な計算プログラムとか入れておいて、PC-1260を別のことに使ってるときのサブマシンとして運用してたぐらいかな。PC-1260が壊れてからは使用頻度も上がりましたが、残念ながらいつのまにか壊れてしまいました。

PC-1480U

シャープのポケコン、PC-E500相当の大学生協ブランド品です。グラフィックが使えたのでいろいろと面白く遊ぶことができました。でも遊び込む前に98買っちゃったんでそれほど深くは遊んでないです。それでも行列計算とかできたり有効桁数がやたら長かったりとか便利だったし、実験の記録取るのに持ち運べてグッドだったし、PCともシリアルで接続できたし、使った期間は長かったです。今でも寮の部屋に転がってるはずだけど。

PC-9801RA2 (いちおー現役)

大学1年のときに買った初めての「パソコン」。買った直後にRA21が出て泣いたというのはお約束。

買うときに思ってたのは「就職するまで使える奴にしよう」ってこと。当時はEPSONが元気でわざわざ386を買う必要なんかないよん、みたいな風潮があったんですが、私はEPSONの文字フォントとキーボードが嫌いだったのでコイツにしました。結果的には仮想86モードの存在一つをとってもRAにして正解でしたね。LaTeXが快適に使えただけでも386の意味はあった。

メモリをフル実装 (4.6MB ^^;) にしてCPUはCyrix 486DLCに、ハードディスクはSCSIのディージーチェーンで2台繋いで、3.5インチドライブもつけて、ウィンドウアクセラレータまで載せました。最後のはわりと無駄な投資だった気がしてます (^^;)

キーボードは度重なる鉄拳制裁 (ゲームでむかついたり意味不明なバグが取れなかったりするとキーボード殴ったりしたんです、昔は) で壊れまして、当時出たFerrowシリーズのキーボードが最悪だと思った私は秋葉原中を探し回ってFシリーズの保守部品放出品を買ったとか、今にして思えばいい思い出です (^^;)

まだ実家に転がしてあって、帰ったときには時々火を入れてやってます。

Toshiba Dynabook SS433

就職して3ヶ月、パソコンがない寮生活に耐え切れなくなって購入したサブノートパソコンです。近所で10万で売ってた。DSTN液晶16色、486SX/33MHz、HD230MBだったかな。メモリは無け無しの金をはたいて6万円で12MB増設、トータル20MBに。

Windows 3.1がプレインストールされてましたが、DOS窓が不安定だったのでイマイチ安心して使えず (笑)、結局、生DOSでVz + EastWind版TeX + DVIOUTでもっぱら同人誌を書くのに使ってました。

パームレストの膨らみが絶妙で私の手にちょうどフィットし、またリターンキーがちょっと痩せてるのを除けばキー配列もおおむね良好だったので、私としてはかなり気に入ったマシンでした。スペックも原稿執筆と通信用と割り切ってしまえば十分でしたし。2kgぎりぎりという重さはちょっと重かったですが、実家に持ち帰って友人とデータ交換するなどの用途を考えれば、フロッピー内蔵はありがたかったです。PCMCIAスロットが一つしかないのが不満といえば不満でしたけど。

同人誌執筆が煮詰まってたときなどは、電車の中で頻繁に出し入れして、かなり乱暴に使ったため、概観はかなりかわいそうな状態になってました。でも動作としては一度も不具合はなく、元気に動いてくれました。

今は友達に譲ってしまいましたが、彼もすぐに使わなくなったみたいです。ま、これぐらい古い機械だと、よほど使い道が明確じゃないと使えないかも。

元ショップブランドのAT機 (現役)

入社後初めての冬のボーナスが出て嬉しくて、年が明けてすぐ買ったマシンが原形です。買ったのは某宗教団体系と噂される秋葉原のT店。某M店とは違って、中身は汎用品を組み合わせたわりと堅い作りのマシンだったので、噂は知ってたけど気にしませんでした。最初のスペックはP5-100、16MB EDO、1.6MB IDE HDD、3Mode FDD、x4 CD-ROM、SB16 (not PnP)、Trio64V+ 2MB、Mini Tower Case、という構成。マザーはどこか忘れたけど割と有名メーカー。

最初メモリ16MB x 2を足して、しばらくしてPC-Unix用にHDDをSCSIカードと共に追加。友人からCyrix 6x86 150+ と ASUS T2P4 を格安で譲ってもらったので入れ替えて、このころからどうも筐体の取り回しの悪さとドライブベイの少なさが気になってたので、ナカミチの4連装CD-ROMドライブと共にミニタワーケースを購入して入れ替え。交換作業中にマザーをショートして飛ばしてしまったので (T_T)、やけくそでT2P4の最新リビジョンを購入、グラフィックカードをCanopus Total 3Dにして、仕上げにMMX Pentium 233MHzを入れて、というのが今の構成。ということで結局構成は次の通り:

CPUIntelMMX Pentium 233MHz
Mother BoardASUSTekP/I T2P4 Rev.? (ATX じゃないです)
Memory--96MB EDO (16MB x 2 + 32MB x 2)
HDDWestern DigitalCavier の 1.6GB (IDE)
QuantamFireball ST3.2 だったかな (SCSI)
CD-ROMTEAC忘れたけど4倍速の奴 (IDE)
Nakamichi4連装 (SCSI)
SCSI CardBus Logic型番忘れた、PCI の Narrow SCSI
PC Card DriveKernel型番忘れたけど SCSI 接続の外付けの奴
Graphic CardCanopusTotal 3D
3D Acceralation CardI/O DataPower VR
Sound CardCreative Labs.Sound Blaster 16 (not PnP)
LAN CardPlanet忘れたけどPCIの10Base-Tのカード
Case???ごく普通のミニタワーケース

なんか「忘れた」ばっかりになっちゃいましたね。一時帰国で寮に帰ったら確認しよっと。

ま、割と普通の構成ってとこじゃないですかね。PCIのカードが4枚も刺さっているのがちょっとね。もうPCIスロットが空いていない (^^;) 最悪LANカードをISAにすればいいんですけど。あるいはSCSI付きのマザーに買い換えるとか(笑)

CD-ROMが2台あるのは、4倍速の1台はMS Bookshelf専用だからです。辞書を引くたびにチェンジャーの入れ替えが発生するなんて耐えられんわ (笑)

音はSB16で不満がないからそのままです。一時期Gravis Ultra Soundを買おうとも考えたんですがなんとなく買わずじまい。SB16はPnPがゴミとしかいえない出来なので、not PnPのバルクがあったら押さえておきましょう。貴重品かも。

あとはこいつに富士通ほげほげという会社 (忘れた) が BOCA からOEMを受けている 28800bpsのモデムとNECのATerm IT55DSUがつながってます。ディスプレイは東京特殊電線、スピーカはヤマハ。をを、王道だ。

(99.01.03追加) アメリカに行ってる間にスペックが時代遅れになっちゃったのと、メインの HD が飛んじゃった (--;) のを機に、メインマシンから格下げして OS 遊びマシンにしようと思ってます。まだ手をつけてはいませんが。

組上げ AT機 (現役 '99.01.03 NEW!)

'98年の12月、アメリカ長期出張の手当とボーナスで PC を組みました。とりあえずスペック列挙。

CPUIntelCeleron 266MHz (448MHz 駆動)
Mother BoardABITBH6
Memory--128MB PC100 CL2
HDDIBMDTTA-37010 (10.1GB, 7200rpm)
CD-ROMMitsumi32倍速 IDE
CD-R/PDCaravelle PD-R220FDA/K
Graphic CardCreative Labs.3D Blaster Banshee 16MB
Sound CardCreative Labs.Sound Blaster Live!
LAN CardPlanet忘れたけどPCIの10/100Base-Tのカード
Case???ごく普通のミドルタワーケース

まあ、これで16〜7万だから安いですな。ゲームとかギュンギュン動いて割と快適であります。

こいつは YAMAHA の RTA-50i (NET VOLANTE) という ISDN ダイアルアップルータにつながってます。

PC-9801 ValueStar V200/Sz

私の元を風のように駆け抜けていった98君です。5月の頭ごろ、MMX版バーチャロンが一部機種にバンドルされてるというので、そーいう機種の値段って幾らぐらいなのかな? と思って店員の兄ちゃんをからかって遊んでいるつもりが、気づいたら買ってました。

久しぶりに買った98はファンの音とかすげー静かで「さすが98」って感じでした。ハードディスクにIBMのが使われてたのが印象的。Mystiqueと同じ石が使われてるはずなんですがグラフィックは取りたててはやいという気がしなかったなぁ。

ま、これはメインPCをMMX-P5にしたと共に役割を終えまして、ほとんど電源が入ることがなくなり、結局10月には友人のところにお婿入りしてしまいましたとさ。めでたしめでたし。

SOTEC WinBook Trim (ただいま公傷により休場中)

アメリカ生活のお友達、日本にいるときは電車の中の原稿執筆マシン、実家に帰ったときのメールチェック&WWWブラウジングマシン、です。

御自慢のDFPassive LCDの視認性は抜群、キータッチも非常に良好で、ハードディスクも1.3GBとサブノートとしては十分。ポインティングデバイスのスティックポイント (というらしい。IBMやToshibaが採用) も私には使いやすい。とゆーか、絵を描くんじゃなければ一番使いやすいんじゃないかな、これ。ちょっと堅いですけどね。

セカンドバッテリも購入しましたが、ちょっと作りがちゃちい感じ。鞄に入れて持ち歩いてる間にぐらぐらになっちゃいました。購入したT-Zoneにそういったら「初期不良と見て交換分を取り置いておくから取りに来て」っていってくれたんですけど、アメリカ行きでごちゃごちゃしてるうちに忘れててそのままでした。悪いことしたな。重さが2キロ近くになるものの、7時間、とはいかないまでも5時間は優に持つバッテリーは魅力です。

ということで非常に気に入ってます。サブノートが欲しいと思ってる人は検討に値するマシンだと思いますよ。

(98.04.19追加) ……んで、気持ちよく使っていたのですが、こないだ対衝撃試験を行いまして、つまり床上70cmぐらいのテーブルの上にあったこいつのケーブルを足に引っかけましてですね、「ドスン」と音がして床まで落下。とりあえず液晶や回路そのほかは異常なくてひとまず胸を撫で下ろしたんですが、やっぱりというかなんというか、ディスクがクラスタ破損しまくりで半病死状態になってしまいました (T_T)。もうボロボロ。こりゃディスク交換しかないなぁ。

('99.01.03 追加) こないだ新宿のビックパソコン館に修理見積もり依頼出しました。結果はまだ返ってきてませんが、もし10万以内で直るんであれば直してあげて、友達に無料無期限で貸してあげようかと。10万超えたらどうしようかなあ。思い入れがある機械だしできれば直してあげたいんだけどね。

IBM Thinkpad 535E (そろそろ引退?)

というわけで、WinBook Trimの換装用のHDを買いにT-ZONEまで行ったつもりが、気づいたら買ってました。だってTrim君ぐらいの能力があってトラックポイントで800x600のサブノート欲しかったんだもん。そういう意味では535Eって「昔からのアコガレ」だったわけです。ちなみに$1,999 + TAXナリ。あ、そうそう、日本語版です。さすがT-ZONE。
ごめんね Trim 君。日本に帰ったら修理してあげるからね。

Trim 君と比べてアドバンテージはキーのストロークが深いこと、800x600のTFT液晶 (Trim君のDFPassive LCDは綺麗だけど、さすがにTFTにはかなわない)、トラックポイントが柔らかいこと (さすが本家)、バッテリーの持ちがちょっといいこと、かな。

逆に気に入らないのがキーが深いのはいいけど「くにゃっ」とした感じなこと (ことキータッチに関しては私ははっきりしてるほうが好きなので、Trim君のほうがいいと思う)、動作音が多少うるさいこと、ちょっと重いこと。あとESCキーの位置がF1のさらに奥にあるので、無意識にESCを叩くときは指を伸ばしきらないことが多々ある。ま、これは慣れか。細かいようだけどPCMCIAカードの取り出しノブを折りたたむと引き伸ばしにくいのも、ちょっとうむむだと思うな。

ま、いわゆるWindowsキーがついてないのはちょっと古い機械だからしょうがないですね。あると意外と便利なんですけどね。>Windowsキー

まだデータを Trim 君から移して、メール環境とeditor (Wz は日本においてきてしまったのでとりあえず MULE) と WWW 更新ソフトだけインストールしたところなので、詳しいレビューは使い慣れたあとで書くかもしれません。

('99.01.03 追加) ええと、ほぼ半年以上つかってて、ハードディスク容量が結構少ないことを除けば不満はなかったです。でもその不満ってのが割と致命的だったかも。辞書とか入れたいんだけどインストールする容量がないしねぇ。

でもレジューム・サスペンドの信頼性は異常に高くて、とにかく作業が終わったらふた閉めれば OK というのは凄く便利でした。この一点だけでも 535E はいいマシンだなあと思います。

でも Dyna SS の導入に至って、もしかしたら人に売ってしまうかも知れません。私も金持ちというわけではないんでして使いもしない Note PC を手元において置けるほどでは (^^;)

Toshiba Dynabook SS 3010 CT (期待の新人)('99.01.03 NEW!)

購入したのはずいぶん前 (昨年11月ぐらいかなあ?) なんですが、535E 君がいるから個人環境は移さずにこちらはもっぱら海外滞在時の会社のメールマシンとして活躍してました。でも2台のPCを持ち歩くのにうんざりして(そりゃそうだ)、こないだ個人環境もこちらに丸ごと移したところです。

この PC はなんつっても薄いのがポイント。ペラッペラだもん。VAIO 505EX が厚く見えるほどですから。あと VAIO なんかもそうなんだけどマグネシウム合金製で、かばんの中とかに多少乱雑に放り込んでおいても壊れにくい。

あとディスク容量が比較的大きい (4 GB強) のも魅力的ですな。

不満な点は、レジュームの信頼性がいまいちなこと。ノートなんてレジュームしてナンボだし。でもこれは98のせいなのかもしれんからこの PC を責めるわけにはいかんのかも知れづ。

HP 200LX ('99.01.03 現役引退)

Hewlett Packardが生んだ大ロングセラーPDAです。私はかれこれ一年以上前 (96年12月)、秋葉原の若松通商で6MB増設・倍速品を購入。

日本にいたときはPHSとSIIのαDATA-32カードとの組み合わせで、メールチェックマシンとして大活躍してました。電車待ちのホームですかさずメール読むのに便利。

また付属のPIMが非常に便利で、スケジューラApptBookは多彩なカレンダーモード(私は1月モード[F7]にしてます)、細かく設定できる予定がグッドですし (とかいってよほど大事な予定じゃないと入れないけど ^^;)、電話帳も使いやすい。電卓だって高機能だし (なにせHPよ)、今は外国生活なので世界時計も時々使いますが便利。しかもこれらは全部ROM搭載で本体のメモリは食わない。なんてナイスなんでしょう。

落下や衝撃にも強くバッテリーは長持ちし、液晶の視認性はよくて動作は軽快、キーボードもなれると押しやすく、DOSの使い慣れたソフト(具体的にはVzとWX2)はそのまま動くし、レジュームはつねに完璧に動作する。フリーソフトだって気の利いたモノがたくさん存在するし。

私にとってはやっぱり理想のPDAですな、今でも。これに比べたらCEなんて (ぴー) ですよ。でもPalmPilotは欲しいんだよな (笑)

('99.01.03 追加) もう PDA の主力が Palm III に移行してしまったので、せっかくなら使ってくれる人の手元にあったほうが LX 君も幸せだろうということで、友人に譲ってしまいました。

PalmPilot Professional ('98.01.03 現役引退)

ということで、買ってしまいましたPalmPilot。

PalmPilotは、3COMから発売されているPDAです。発売以来爆発的な人気を誇り、特にアメリカではその年に出荷されたPDAの60%を占めたといわれています。

特徴はHotSyncとGrafitti。HotSyncというのはボタン一発で母艦 (PC) とのデータ交換からアプリケーションのインストールまでできるというモノ。これが実にラクチンなのです。またGrafittiは一種のジェスチャ文字入力です。手書き文字をベースにそれぞれの文字を認識しやすいように作られているため、認識率が高くしかも早い。かなりキモチがいいシロモノです。

ワタシはこいつの中に山田達司さんのJ-OS Pro 2.0で日本語化し、金井さんのJ-Infoを入れ、さらにAppManをLauncherにしてTealGrance!を入れてます。超便利。

シャツの胸ポケに入るぐらい小さいから、RPG支援システムを作ったりするとナイスかもしれない、とか思ったりして。そうそう、プログラミング環境がちゃんと提供されていることも魅力の一つかな。これはLXもそうなんですが。

いずれはLXとPilotのページも作りたいと思ってます。いつになるかなぁ。

とかいってるうちに……。

Palm III (現役)

ということで、買ってしまいましたPalm III。

Palm IIIは、3COMから発売されているPDAです。というか PalmPilot の後継機。

夏に海に遊びに行ったとき、PalmPilot を海水に落下させてしまい、すぐに真水で洗浄して事無きを得たんですが、なにせ生活の一部だからいつ壊れるかと不安に思いつつ使うのは耐えられない。

そこで会社のセンパイに事情を話して、50ドルで引き取ってもらう算段をつけ、すぐに Palm III を購入。まあ、メモリ不足も感じていたし、

つーことで SuperPilot II XL も入れたし、Dragon Bane で遊んだり Train や KDIC などを仕事で利用したり、なんつっても DateBk3 でスケジュール&ToDo 管理もして、ばっちりだっ! って感じです (面倒なので今はリンク省略。あとで張ります)。

あとは SnapConnect ほしいけどオイラの持ってるのは DDI-P の PHS だしなあ。そのために J-PHONE の携帯買うのも (^^;)


プログラミング言語あれこれ

プログラマってことで好きなプログラミング言語なぞ書いときます。

【C】

仕事は一応、Windowsのプログラミングなんですが、私は頑固にC + Petzold style (つまりWin32 APIを直に使って書くこと。「プログラミングWindows95」の著者から来ています) です。ということでCは割と好きなんですがC++はまだ書けません。

なんでPetzold styleなのかっていうと、私が最初に書いたプリンタドライバという奴は基本的にMFCなんて使いようがなかったですし、次に書いた奴は単独アプリだったんですが、ひょっとしたらShell Extensionになるかもしれない、という声があって、それを見越して書くなら、じゃ、やっぱMFCは使わん方がよいな、ってことで。

後も一つ、MFCってわけわかんないって理由もあります。だいたい、なんだよあのWin32 APIが直に見えるメソッドは。あんなの使うぐらいだったらWin32 APIを直に使う方が早いよ。ってことで、必要に迫られるまであまりお付き合いしたくないんですよ。いわゆるDocumentがあってそのViewが存在してそれをコントロールして、という形式 (これってやっぱりSmalltalkのMVCモデルって奴を意識してるんですかね? ってSmalltalkなんて書いたことないけど) のスタイルのアプリケーションじゃないとあんまり意味がない気がします。

でもOLEとかやるにはやっぱり楽だって話だから、暇があったらちょいとやってみようかな。

あ、言語の話じゃないや。一応言語の話をするとCって、なんていうのかな、手の抜き方が上手くて、あとプログラマが欲しいなぁと思う機能で実装が面倒じゃないものは節操なく取り入れるって、そのバランス感覚がいいと思う。引数には意味的には値渡し (call by value) しかないとか、for 文は while 文の派生系だとか、ポインタなんて間接参照そのものだとかは前者だし、break / continue とか、構造体配列や多次元配列の初期化で最後のカンマをつけてもいい、なんてのは後者。

【Prolog】

高校時代に某Oh! PCの記事を読んで (たしか88VAの記事を読むために一冊だけ買ったのだ) 興味を持ったんだけど、まさか大学の研究室で3年もお付き合いすることになるとは。

PrologっていうとAI、という文脈でよく出てきますが、実のところはパターンマッチングと探索が得意な言語、という方が当たってます。どっちもAI方面でよく使われる処理であることは確かなんですが、別に特別な言語じゃないです。ただ、いわゆる手続き型言語の常識が通用しない、というか、手続き的に書くとPrologとしては悪いプログラムになってしまうので、そこのところは難しいし、面白い。

ツボにはまるとものすごい記述力がある言語なので、100行ぐらいの述語 (関数みたいなもの) が動かなくて一日うんうん悩んで、はっと思い付いて全部捨てて5行ぐらいちょろちょろっと書くと動いちゃう、みたいなところがあります。

リスト処理は割と強力ですし (Lispには負けるか。でもappendの可逆性の話とかは有名ですね)、演算子の定義なんてのも面白い。C++ は演算子のオーバーライドができるけど、定義はできない (んだよね?) し演算子強度も変えられないようなので、「Prologに負けとるぜよ、君」とか思っちゃう。

欠点は超高水準言語の宿命みたいなもんでしょうか、「できないことはとことんできない」ことと「とにかく遅い」こと。あと開発環境が貧弱で、デバッガがバグってて使い物にならないとか、C言語インターフェースもあるけどなぜかうまくいかないとか、そういうことで結構苦しみましたです。ハイ。

でも今考えるといい思い出、なのかな? 今でも時々使いたくなる局面がなくはないです。「ああ、Prologだったらすぐかけるのに」なんて。一時期「Windowsのプリンタドライバのカスタマイズスクリプトを作るんだったらProlog使ったらどないだろ」って思ったことがあるんだけど、だめですかね? やっぱ駄目か。

【Pascal】

そういう人は多いと思いますが、私にとってPascalといえばTurbo Pascalです。だからPascalが好きというよりTurbo Pascalが好きなのかもしれません。でも入りはちょっと遅くて、5.5が出てすぐのときかな、買ったのは。

Pascalの言語としての特徴は厳密なチェックって人は多いでしょうが、今やC++なんかの方が警告レベル上げればチェックは厳しいんじゃないでしょうかね? それよりも私は集合型、値渡しと参照渡しの使い分け、間接参照とは明確に異なるポインタの使い方、なんてことの方がPascalの特徴じゃないかと思います。私はCは会社に入って本格的に始めたんですが、Pascalで参照渡しとポインタを知っておいて得したな、って感じでした。あ、with文も便利だったな。

えー、さて。次はタボパスのお話。タボパスといえばとにかく早いコンパイル速度ですが、買ってきてインストールしてサンプルをコンパイルしてみて、正直言って驚きました。いやマジで。なんてのは些末な問題か。でも今VC++とか使ってるとねぇ。

Pascalという言語は1パスでコンパイルできることを目標に作られてるところがあって (forward宣言とかね)、割と機械にやさしく人間に厳しい言語なんですが (笑)、タボパスはここらへんはかなりよくなってました。const に式が書けるとか (純粋な Pascal は書けないんですよ ^^;)、変数宣言をメインのbeginの直前にも書けるとか。

あとタボパスといえばUnitでしょう。これってすごく便利。Cのライブラリよりもずっと便利だと今でも思ってる。なんといってもUnitがロードされたときの初期化処理を書けるだけでもCより優れてるよね。

うーん、Pascal好きなのにDelphiは買ってないな。私が買う前になくなんないだろうか>Delphi

【Basic】

Basicが好きなんていうと「うへぇ」って顔されそうですが、実は結構好きです。といってもいわゆる構造化ベーシックになってからね。Quick Basicは日本語版がでたころから触ってたし、Visual Basicも最初から持ってた。学生でビンボだったのにね。

処理系としてのVisual Basicはあまり感心しない点もいくつかありますが、言語としてはそれなりに評価してもいいと思います。なんつっても楽ですしね。Any型でしたっけ? 代入によって動的に型が変わる変数。これは始めてみたときに感心しましたねぇ。いかにもBasicっぽいルーズさというか。

やっぱり文字列処理のお手軽さはBasicのアドバンテージでしょう。最初のころからGarbage Collectionを実現してたのは立派だと思うぞ。C++ですらいまだにないんですから (笑)。でも今ならawkやPerlがあるからなぁ。

【Macro】

いわゆるマクロ系言語って結構好きです。DOSのバッチファイルとか、あとawk、TeX、Vzのマクロなんてのも面白い。

まず、目標が明確なのが好みですね。Perlがあんまり好きじゃないのはなんでも自分でやろうとすることかな。awkみたいにフィールド分解後の繰り返しテキスト処理、という目的に徹して、苦手な処理は他の道具と組み合わせることを前提としている方がいいです。

あとば文法に癖があったり制限が強かったりするのもわりと好きかも。マゾか?>俺
一見すると訳が分からんけど強力、ってのがなんか燃えるわけなんですよ。萌えるじゃないので念のため。

そんなこといってる割にはEmacs Lispに興味を持って一時期勉強したりとか、なんか割と節操ないな、俺。ちなみに今はすっからかーん、です、ワタシ。


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